いよいよ1年後!【大浜街道校/駿河区】
投稿日:2019.01.26
2020年に「学習指導要領」改訂の時期を向かえます。「学習指導要領」とは、国が定める教育課程の基準をまとめたもので、これを指針として、各学校は授業を行い、また教科書の編纂や時間割なども決められていきます。学校教育においてとても重要であるこの学習指導要領は約10年ごとに改訂が行われ、次回は、2018年からの移行措置期間を経て、小学校では2020年に新学習指導要領が完全実施となります。今回の改訂で、小学校教育において大きく変更される点は、以下の3点です。
1.英語の教科化
2020年の新学習指導要領では、英語(学習指導要領では「外国語」と表記)が小学校3年生から、「外国語活動」として導入されます。3・4年生と英語に慣れ親しむことを主な目的とし、「聞く」「話す」のコミュニケーションを中心に、年間35時間(小学校での1単位は45分)授業が行われます。現在、5年生から行われている英会話や英語に触れる授業が、改訂後は2年前倒しされることになります。そして5・6年生では、年間70時間に増え、英語は評価が伴い、成績のつく教科となります。「聞く」「話す」に加え、大文字・小文字の文字指導(活字体)、語順の違いや文構造への気づきなども指導されます。
2.道徳の教科化
道徳の授業は「特別の教科である道徳」という位置付けになり、教科書も作られます。現行では、正式な教科の扱いになっておりませんので、地域によって、取り組みに差が生じている問題があります。そして昨今、いじめや青少年の自殺が大きな社会問題となっていていることなどが背景にあり、今回の改訂で必須教科となります。
3.プログラミング教育の導入
AI(人工知能)や情報化の急速な進化に対応できるよう、小学校から情報やコンピューターを学習し、中学高校へと更に充実化を図ります。児童がプログラミングを実際に体験したり、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動が計画的に実施されていきます。ただし、新教科にはせず、現行の各教科のなかに組み込まれていきます。
まだ先の事と捉えるか、直ぐ先の事として捉えるのか…。しかし1年後には新学習指導要領が完全実施となります。テストや入試も改定後の授業に合わせた出題になりますので、早い段階での準備が望ましいですね!
個別指導学院Hero’s大浜街道校